うちらの年代には文学作家としてよりも、小林よしのりのキャラクターという印象が強い筒井康隆の本に初挑戦。
微妙にネタバレ＆否定的文章含むんで、いやな人は見ないで下さい。
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：あらすじ：
前3部構成で、1部と2部が独立した話しとなっており、それが3部でつながり、クライマックスへ向けて進んでいく。
○1部：文房具形宇宙人編
文房具達の紹介を行ったあと、「科学の行き過ぎた星があるので滅ぼそう」ってな展開になる。
○2部：地球歴史編
鼬族を人間に置き換え地球の歴史そのままに展開していく。
○3部：恐怖の大王編
行き過ぎた鼬族の歴史（＝科学）を終わらすべく、恐怖の大王が責めてくる。
恐怖の大王が1部で出てきた文房具で、地球を滅ぼし、自分達も全滅する。
最後近くに筒井康隆本人が登場する。
：感想：
筒井康隆ファンからは絶賛のこの本、折れは全く面白くない。
まず、文房具を擬人化したキャラクターに好感が持てない。
「それが良いんだ」と言う人も居るだろうが、好みの問題で俺には合わなかった。最初の内は無機物の擬人化と脳内変換を用い、どうにか読み進めていったが、数が急に増えてきた辺りで断念。
そして、鼬族にも好感が持てない。所かまわず屁を扱く描写があるが、狙いすぎていて痛い、1キャラ数行〜数ページ程度では感情移入も何もない。（現実の世界史に詳しい人であれば、各鼬族の元ネタが解り楽しく読めるかも、読めないかも。折れは世界史の成績2なので半分以上元ネタ不明）
再三述べたが、登場人物の数が多すぎる。そのため各キャラごとのエピソードが少ない。「少ない描写で読み手の想像力に任せる手法」と言うのであれば、一般になじみの薄い文房具（の擬人）や鼬とかをメインキャラクターに持ってきた時点でどうかと思う。
：総評：
筒井康隆が好きな人が読むべき小説。
作者本人が作中登場する所からもファンブックてきな位置づけかも。
ただ、小説全体を通した流れは好み。
（「宇宙種族→地球人のキャラクター→2種族の競演」といった流れの小説では、小林 泰三の「ΑΩ-超科学空想怪奇譚-」がオススメ。また、小林 泰三は「虚航船団」をモチーフにした「ゼウスガーデン滅亡史」なる小説も書いているらしい。）
ロベルト・ジョビーのカード・カレッジ
2005年2月26日 読書
2005/02/28訂正：渡辺道弘→松田道弘
最近マジックにはまってます。
マジックと言っても、MTGではなく、”奇術・手品”に分類されるマジックに。
奇術の中にも、カード、コイン、ロープ、超魔術などさまざまなジャンルがありけど、今練習しているのがトランプを使ったカードマジックです。
子供の頃、ミスターマリックの”ハンドパワーです”が大好きでした。
影響を受けやすい正確は昔からな様で、小学生でもできるような簡単なマジックを「デパートで購入→親や友人に見せる→ハンドパワーです」などと色々やっていたのですが、マリックの没落と共に俺のマジック熱も冷めていきました。
中学入学したあたりからはマジックのことはすっかり忘れてしまい、ストリートファイター2にのめりこんで・・・ってな話しは置いておいて、十数年ぶりにマジックに興味を持ちました。
動機は単純なことでした。
仕事の資料で購入した”世界のゲーム事典”（古典チェス、古典将棋などに対する歴史やルールの変化を解説している本）の著者”松田道弘”がどんな人だろう？と思い検索してみると、奇術界の有名人であることが解りました。
リンクをたどっていくうちに、あれよあれよと俺の頭に奇術が刷り込まれて行き、それに伴う過去の記憶の復活が「今度はそこそこレベルの高い奇術を学んでやろう」と言う動機に繋がりました。
（ホント、影響を受けやすい体質だと自分でも感じる。）
やると決めたらとりあえず行動と、アメリカ産の高品質トランプとネタ本を購入。寝る前などにちょっとづつ練習してます。
今は3種類のカードマジックを行うことができます。
物によってはMTGのカードでもできますので、会場などで”漏まえ、手品を見せて下さい”などと言うと喜んで手品を見せると思います。
というか、人に見せないと面白くないんで誰か見れョヽ(`Д´)ノミレヨ
連載が終わったんだよ！
2005年1月26日 読書
「ルールが変わったんだよ！」で有名なマンガ、「MIQ」が今週で打ち切りに。
意味の分からないトンデモ理論を展開しながら、株→経営→先物（予想）→樹海（予想）までをやさしくエスコートする、新時代のMMRになる器だったのに残念です。
−−−−−−−−−− おまけ −−−−−−−−−−−
○折れの株の成績
株始めた当初にライブドアで3万円いわされたあと、地道に他の企業で戻しました。
現在、総合の負けは6000円といったところ。
他のギャンブル系と違い、ネット証券に履歴が全部残っているので、間違い無いです。
○半年続けて思ったこと
結局のところ、株は一種のメタゲーム。
カードリスト（四季報）を眺めながら、強いデッキ（※ポートフォリオ）を組んで、ニュースサイト（日経ネットetc.）をチェックし、メタ（経済）の流れをつかんだ人間が勝ち組になるっぽいです。
※ポートフォリオ：個々の投資家が保有している金融資産の集合体
（ここでいう金融資産は株のみ）
家畜人ヤプー〈第1巻〉
2005年1月14日 読書
今、全5巻中の3巻を読んでいるんですが、かなり倒錯した内容。
戦後最大の奇書の二つ名を持ち、ジャンルは「SM文学」と、バリバリの電波系。
SM表現は現代のオタが見ても、エロさは感じないし、日本人の扱いのひどさに対しても憤りを覚えないが、作品の発表された昭和30年代では出版差し止めを食らったらしい、、、。
個人的なツボは、空想科学的な奇抜アイディア群。
「ヤプーの品種改良」「白人黒人日本人の織り成す食物連鎖」「日本人の祖先は猿である」etc...
小さい物から大きい物までさまざまな設定を、豊富な知識と物語の本筋より多いページ数で語るところが最高。
武装錬金 1 (1)
2004年11月16日 読書
キャプテンブラボーとパピヨンに(* ゜д゜)ポ
周りから見ていると間違っていることを
カッコイイと信じて貫くキャラは(・∀・)イイ!!
時間があるときに詳しい感想を書きます。
くるみ割り人形とねずみの王様
2004年11月12日 読書
「お父様、あの小さい人をワタシに ヽ( ゜д゜)ノクレヨ」
きらびやかで楽しいクリスマス。
プレゼンとの中にあった奇妙な奇妙な”くるみ割り人形”
きれいな服よりも、かわいらしい人形よりも
マリーはこの奇妙な”くるみ割り人形”に心を引かれた・・・
昨日の夜読了。100P程度の短編だったのですんなり読めた。
ポイントとしては、
・くるみ割り人形
・おもちゃの軍隊とねずみの大群の戦い
・忌まわしいのろいをかけられた見知らぬ国のお姫様
・おもちゃとお菓子の世界
・軍隊にあこがれる兄
・現実的な大人
「こっけいで不気味、気が良くて残酷、美しくて醜悪、エレガントでうさんくさい」
「善と悪、美と醜がまだ分かれていない子供の世界」
万有引力がこの材料をどう仕上げるのか楽しみヽ(゜∀゜)ノ
http://www.banyu-inryoku.net/main/main.htm
ゲーム―Super 27 years life
2004年8月27日 読書
BOOK OFFにで105円で購入。
「このゲームで世界を変える！」と意気揚々と語っている
一番カッコイイ時代までの飯野賢治を書いた本。
詐欺とペテンの大百科
2004年7月22日 読書
仕事に使えないかと思い購入。
100円程度のいたずらから、億単位の犯罪まで古今東西の詐欺の手口が網羅されている。高い本だったが、充実の内容に満足。
毎日ランダムにページを開いて2〜3個ずつ読んでいるがどれもこれも面白い。
